もう怖くない!イギリス流コミュニケーション術
初対面の会話をスムーズにする!知らない人とのコミュニケーション術
イギリスで生活していると、現地の人や知らない人と話す機会が日常的にあります。とはいえ、知らない人と英語で会話をするのは緊張する…という方も多いのではないでしょうか。実は、ちょっとしたユーモアを交えることで、相手との距離がぐっと縮まり、そこから親しくなることもあります。特に語学学校やワーキングホリデーの場では、多くの人が新しい環境に緊張しているもの。そんなときこそ、自分から積極的に話しかけてみましょう。まずは軽い会話から始めて、少しずつ距離を縮めていきましょう。ここでは、そのためのポイントをいくつかご紹介します。
1.共通の話題を見つける
共通の話題は、初対面の相手との距離を縮め、信頼関係を築くための大切なポイント。会話の流れをスムーズにし、親近感を持ってもらうことで、自然と友達になりやすくなります。
例:
• 「この授業、なかなか難しいですよね!」
• 「イギリスの天気、変わりやすくてびっくりしました(笑)」
• お互いの留学目的や出身地について話す
2.相手に興味を持って質問する
相手に興味を持って質問し、相手の好きな話題を提供してみましょう。そうすることで、好感を持たれやすく、会話もより弾みます。また、共通の話題が見つかることで、信頼関係を築くきっかけにもなります。
例:
• 「イギリスにはどのくらい滞在する予定ですか?」
• 「この後、どこかでランチを食べる予定ですか?」(一緒に行くきっかけになる)
3.オープンな態度を見せる
オープンな態度で接すると、相手もリラックスして話しやすくなります。また、自然な会話が生まれやすくなり、会話が途切れて気まずい雰囲気になることも少なくなります。
例:
• 笑顔で話す
• 相手の話をしっかり聞く
• ボディランゲージを意識して、親しみやすい雰囲気を作る
4.軽いユーモアで場を和ませる
上級者には、軽いユーモアを取り入れることをおすすめ。ユーモアは場の雰囲気を和ませ、相手の緊張をほぐす効果があります。ただし下ネタは絶対にNGです。
例:
• 自分の失敗談を交えて笑いを共有する
• その場の状況について楽しくコメントする
ただ、冗談の種類には注意が必要です。英語が上達するにつれて、ネイティブのようにジョークを飛ばしたくなることもあるかもしれませんが、文化的な違いを理解しながら慎重に使うことが大切。ここでは、安全に使えるユーモアの種類とその活用法についてご紹介します。

知人の画廊でのパーティーに参加したときの模様。知らない人との会話がちょっとドキドキで、まるで初デートのような緊張感
1.自分自身に関する軽い自虐ネタ
初対面の相手にいきなりジョークを言うのは、少し勇気がいるかもしれません。そんなときは、自分に関する軽い自虐ネタをおすすめ。実は、イギリスでも「自虐ネタ」は定番中の定番です。
例:
• 「私、方向音痴でして。スマホの地図がないと今日もこの場所に辿り着けなかったかもしれません(笑)」
• 「新しいカフェに行くたび迷子になるのが特技です。おかげで街の地理には詳しくなりました(笑)」
ポイント:
• 相手を傷つけることがない
• 自分を卑下しすぎない程度に留める
• 相手に「そんなことないよ」と安心感を持たせる効果も
2.誰もが経験する一般的な話題についてのユーモア
相手と共感しやすい話題を選ぶと、自然と会話が盛り上がります。特に、天気や交通機関の話題はイギリス人によく使われる定番の話題です。
例:
• 「今日は電車が遅れるかと思いきや、奇跡的に定時運行でした。(笑)」
•「留学前、イギリスの友人に天気について聞いたところ、『答えは簡単。傘は常に持ち歩いて、天気予報は信じないこと!』と返されました。その時は半信半疑でしたが、今思えば、まさに名言!」
ポイント:
• 共感を得やすい
• 政治的・個人的な要素が含まれないので安心
• 軽い話題なので会話の流れが自然になる
3.その場の状況に関する穏やかな観察
状況に合わせた軽いジョークも、場を和ませるのに効果的。ただし、特定の個人を批判するような内容は避けましょう。
例:
• 会議室で技術的なトラブルが起きた時:
「AIの時代と言われていますが、プロジェクターとの戦いはまだまだ続きそうですね(笑)」
• 語学学校でクラスメイト全員が難しい発音に苦戦している時:
「英語の ‘th’ の発音、もはや修行ですよね(笑)」
ポイント:
• その場にいる全員が体験している状況についてのもの
• 誰かを傷つけることなく、場を和ませる効果がある

友達に連れられて、Mayfairの画廊デビューを果たした私。 しかし、アート音痴な私にとって、そこはまるでアウェーの地。まるで、サッカーの試合に迷い込んだ野球少年。そんな気分でした。
4.ユーモアを使う際の注意点
英語でジョークを使う時には、いくつかの注意点があります。
避けるべきこと:
• 皮肉っぽい表現は避ける
例: 「この先生、宿題を出しすぎですよね(笑)」→ 批判的に聞こえる可能性がある
• 相手の外見や個人的な特徴に触れない
例: 「髪型が個性的ですね!」→ 文化によっては失礼にあたることも
• 政治、宗教、性別などのセンシティブな話題は避ける
例: 「イギリスの○○党ってどう思います?」→ 初対面ではNG
伝え方の工夫:
• 声のトーンや表情で冗談であることを示す
真顔で言うと冗談に聞こえないこともあるので、笑顔や軽いトーンで話す
• 相手の反応を見ながら、程度を調整する
相手が困った表情をしている場合は、すぐに話題を変える
イギリス社交辞令の洗礼
初対面の4人で会話をしていたときのこと。私は冗談のつもりで、会計士の男性に「ずいぶんカジュアルな服装!会計士さんには見えませんね!」と言ってしまいました。すると、彼は無言のまま立ち去り……。さらに、残っていた二人も「ちょっと飲み物を買ってきます」と言い残し、次々にどこかへ消えていきました。そして、ドリンク片手にポツンと取り残される私。気まずさと孤独感が一気に押し寄せ、自己嫌悪の渦へ……。「これがイギリス社交辞令の洗礼か」と痛感したあの瞬間。今でも忘れられません。
5.ユーモアを取り入れるステップ
いきなりジョークを飛ばすのは難しいと感じるかもしれません。そんな時は、次のステップを意識してみましょう。
1.相手の話し方や雰囲気を観察する
相手がどの程度ユーモアを受け入れるタイプか見極める
2.シンプルな共感からスタート
「イギリスの天気、本当に予測できませんよね(笑)」のような軽い話題で様子を見る
3.少しずつ自分のエピソードを交える
自虐ネタや共通の経験を使って、会話に自然にユーモアを取り入れる
まとめ
知らない人との会話でユーモアをうまく使うことで、自然に打ち解けることができます。ただし、文化の違いを意識し、誰もが共感できる内容を選ぶことが大切。イギリスでの留学やワーホリ生活では、さまざまな人との出会いがあります。そのチャンスを活かし、ユーモアを交えた英語で知らない人との出会いを楽しみながら、新しい環境に馴染んでいきましょう!