イギリス留学で失敗しないホームステイのコツ
ホストファミリーと心地よい関係を築く5つのヒント
イギリス留学を考えている方にとって、ホームステイは語学力だけでなく、生活文化をリアルに体験できる貴重な機会です。
「初めてのホームステイでホストファミリーとうまくやっていけるかな?」
「礼儀やマナーで失敗したくない」
と不安に感じる方も多いでしょう。
この記事では、実際の留学経験者の声や調査データをもとに、ホストファミリーと無理なく心地よい関係を築くためのコツを、具体的にまとめました。
• ホストファミリーが何を楽しみにしているか
• ホームステイで知っておくべき生活リズムやマナー
• 自然に親しくなるための会話や文化交流のポイント
これらを押さえれば、初めてのイギリスホームステイでも安心して楽しめます。
初心者の方も、これから留学予定の方も、ぜひ参考にしてください。
ホストファミリーが楽しみにしていること
ここで、ひとつ興味深いデータをご紹介します。
AFS(国際文化交流ネットワーク)の調査によると、ホストファミリーが留学生の受け入れで楽しみにしているのは、次のような点だそうです。
• 新しい文化との出会い(76%)
日本の文化や考え方を知りたい
• 自分たちの文化を伝えること(60%)
イギリスの暮らしや地域を紹介したい
• 家族の輪が広がること(58%)
新しいつながりが生まれること
この結果からわかるのは、ホストファミリーは留学生を「お客さん」や「英語を教える相手」としてではなく、対等な文化交流のパートナーとして迎えたいと考えている、ということです。
また、良好なホームステイの鍵は「完璧な英語力」ではありません。大切なのは、お互いを理解しようとする姿勢なのです。

心地よい関係を育む5つのヒント
1. 自然体のコミュニケーションを楽しむ
完璧な英語である必要はありません。その日にあった出来事や感じたことを、自分の言葉で伝えてみましょう。
リビングで一緒に過ごす時間は、言葉以上に「ここで過ごせて嬉しい」という気持ちが伝わります。
イギリスの生活で欠かせない「紅茶の時間」
ここで一つ、大切なアドバイスがあります。「お腹がポチャポチャでも、お茶の誘いはなるべく断らない」これは、実はとても重要なポイントです。
日本人の感覚だと、
「何度も淹れてもらうのは申し訳ない」
「さっき飲んだばかりだから」
と、つい遠慮してしまいがちです。私自身も、せっかくの好意をそっけなく断ってしまった経験があります。
しかし、イギリス人にとって「お茶に誘う」という行為は、単に水分を勧めているのではありません。
そこには
「あなたともっと話がしたい」
「リラックスして過ごしてほしい」
という、親愛の気持ちが込められています。
つまり、「お茶を淹れる=対話の準備」という文化なのです。
たとえお腹がいっぱいでも、
“I’d love to!”
と笑顔で受け取ってみてください。
その一杯が、心の距離を一気に縮めてくれるきっかけになるはずです。

2. 家庭のリズムを知る
各家庭には、それぞれの生活リズムやルールがあります。
最初の数日で、シャワーの時間、食事のスタイル、洗濯のタイミングなどを確認しておくと、お互いにストレスなく過ごせます。
また、心地よい関係を築くためには、イギリスの家庭が大切にしている「資源」への感覚を知っておくことも大切です。
暖房とシャワーの心得
イギリスの家庭は、日本以上に暖房や水(お湯)の節約に対して意識が高いことが多いです。
【シャワーの時間】
タンクのお湯を使い切ってしまうと、次の人が使えなくなることがあります。そのため、なるべく短時間で済ませるのがマナーです。
歯を磨く間は水を出しっぱなしにしないなどの配慮も喜ばれます。
【暖房の調整】
寒いと感じたときは、すぐに設定温度を上げるのではなく、まずは一枚羽織って調整するのが一般的です。
イギリスでは光熱費を節約する意識が高く、「ケチをされている」と感じる必要はありません。これらを尊重する姿勢を見せることで、ホストファミリーはあなたを「自分たちの家を大切にしてくれる人」として受け止めてくれるようになります。
3. 小さな協力と感謝の気持ちを表す
食事の準備や後片付けなど、できる範囲でお手伝いを申し出てみましょう。
“Can I help?” の一言は、あなたが家族の一員として関わりたいという気持ちを伝えてくれます。
断られることもありますが、その気持ちだけで十分に伝わっています。
だいじょうぶよ、と言われても、
“Are you sure?”
と聞き返してみるのも良いかもしれません。
また、日々の小さな親切には “Thank you” を。
感謝を言葉にすることで、お互いの関係はより温かいものになります。

4. 文化交流を楽しむ
イギリスの文化を体験すると同時に、日本の文化も紹介してみましょう。
日本のお菓子をおすそわけしたり、折り紙を折ってあげたり、日本の習慣について話したりすることは、双方向の文化交流として喜ばれます。
5. 自分のペースも大切に
毎日外出したり、常に社交的である必要はありません。
慣れない環境では、知らず知らずのうちに心も体も疲れてしまうものです。
一人で静かに過ごす時間を持つことも、留学生活を長く楽しむためには大切なポイントです。
その一方で、食事の時間に少し会話をしたり、挨拶や感謝の言葉を伝えたりと、小さな関わりを大切にすることで、ホストファミリーとのつながりは自然と深まっていきます。
無理をせず、あなた自身が快適に過ごしながら、家族との距離も感じられる——
そんな自分なりのバランスを見つけていきましょう。
充実したホームステイ生活のために
プライベート時間の過ごし方
お部屋でゆっくり過ごす時間も大切です。
ただ、時々こんな工夫をしてみると、家族とのつながりを保ちながら自分の時間を楽しめます。
リビングでの静かな時間
お部屋の代わりに、リビングで読書や勉強をしてみましょう。
会話がなくても、同じ空間にいることで自然なつながりが生まれます。
予定の共有
「今日は少し疲れたので、お部屋で休みますね」
「日本の家族と電話をします」
と一言伝えておくと、ホストファミリーも安心します。
イギリス流の「ちょっとした外出」
イギリスは天候が変わりやすく、無理に遠出する必要はありません。
以下のような30分程度の外出でも、「生活を楽しんでいる」印象を与えられます。
• 近所のスーパー(TescoやSainsbury’s)でイギリスのお菓子を見てみる
• 公園や近所を散歩する(イギリス人は散歩が大好きです)
快適に過ごすための身だしなみ
共有スペースでは、リラックスしながらも整った服装を心がけましょう。
寒い場合は、重ね着などで自分で調整することも、自立した大人としての大切な姿勢です。

困ったときの対処法
コミュニケーションで悩んだら
• 完璧を目指さず、伝えようとする姿勢を大切に
• 分からないことは “Could you say that again, please?” と素直に聞く
• 笑顔は、言葉以上に気持ちを伝えます
ホームシックを感じたら
新しい環境で不安を感じるのは、とても自然なことです。
ホストファミリーに正直に伝えても大丈夫。多くの場合、理解とサポートが得られます。
日本との連絡も大切にしながら、目の前の新しい経験を楽しむバランスを見つけましょう。
相性が合わないと感じたら
どんなに良い人でも、相性が合わないことはあります。
深刻な問題を感じた場合は、留学エージェントや学校のサポートスタッフに相談してください。
あなたが快適に過ごせることが、何よりも最優先です。
素敵なホームステイ体験のために
最も大切なのは、「お互いに心地よい関係」を目指すことです。
• あなたが幸せに過ごしていることが、ホストファミリーの喜び
• 完璧である必要はなく、誠実に向き合う姿勢が大切
• 文化の違いを楽しみ、お互いから学び合うこと
ときどき、“I’m having a lovely time, thank you.”
(本当に楽しく過ごしています、ありがとうございます)と、笑顔で伝えてみてください。
また、食事のあとは“Dinner was delicious, thank you.”(夕食がとてもおいしかったです)
と一言添えるのもおすすめです。
その一言が、お互いの関係をより豊かにしてくれます。